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実は久住で遭難しました

皆様、お久しぶりです。
タアナ、よも山ばなしの時間です。

ご存知の方も多いと思いますが、実は年末年始雪山で遭難しました。
場所は大分県久住連山。
1_20140307122243049.jpg


山小屋で年を越して、新年を雪山でむかえるつもりが標高1700m付近の真冬の避難小屋で、永遠の様に長い夜を過ごす事となりました。

久住は年間を通じて通っている山で、私にしてみればホームグラウンド。
そんな自分の庭で、まさかの遭難さわぎ。
いやはやお恥ずかしい限りです。

ご存知の方も、そうじゃない方にも。
事の顛末をお伝えしておこうと思います。

1.出発

新年を山で迎えよう!
JADスタッフ三名で真冬の久住連山へ。


と。大晦日の日にU39氏と、よひこ氏、そして私の三人で久住入り。
集合時間はややゆっくりめの8時前。登山口についたのは11時前。
この時点で、すこし出遅れた感じがします。

2.嵐の予兆?山友からの警告

この日、別ルートから登っている友人より連絡がはいる。
「久住山、稲星山方面強風につき、近づかない方が良い。
風速50mはあるから、立っていられない」との事。
なんだか面白そう、と心の中で思ったのは内緒です。


3.ゆっくりペースで日が暮れそう

初心者もいるため、ゆっくりめのペースで進む。
午後1時過ぎにランチポイント着。そそくさと食事をすませるも時刻はすでに1時半。
本来なら下山を開始時間です。

2_20140307122246cf9.jpg


4.ちょっと遠回りしてみようか

そのまま山小屋に向かえば1時間で到着するけれどせっかく冬の久住山に来たのだから、久住山を眺めて、最高峰中岳と凍結した御池の上を歩こうか。とミドルコースに向かう。あれ?たしか強風と言っていたような。でも他の人も登っているし、大丈夫かな。

2時過ぎ 久住別れに到着。風はやや強い程度。なんだ、これくらいか、と予定どおり御池、中岳へ登頂。
だんだん風は強まるものの、まだまだ楽しむ余裕あり。でも三時前。そろそろ下山しよう、と白口岳方面へいそぐ。

3_20140307122244b90.jpg





5.深い雪。消えるトレース。これってラッセルじゃん!

中岳までは人の通った踏み後(トレース)もしっかりあり、雪の深さもくるぶし程度。それが白口岳へ路を変えたとたん、腰までの雪。一歩進んでは腰までズボリ。よいしょと雪からはいあがっては、また腰までズボリ。これはトレースを歩くとかいうレベルじゃなくて、もはやラッセル(深い雪のなかを、先頭を入れ替わりながら進む技術)。
でもがんばれみんな!白口岳を越えれば山荘までは一直線の下り路だ!いそげ!日が暮れるぞ!いそげと稲星山のふもとまで進む。

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6.やっぱりトレースないよ!どうすんの!?

稲星山、中岳、白口岳の分岐で突然トレース消失。
雪深いため、おそらくこの日この路を歩いた人が居なかったのかもしれない。
もしくは強風でトレースが消えてしまった?
とにかく、人の歩いた路がみつかりません。

しばらく行ったり来たり。

7.進むのは危険!引き返そう!

トレースの無い雪道を進むのはさすがに危険。
時間はかかるけれど、来た路を引き返してランチをした場所から山荘に下る路を選んだ方が無難だろうと、Uターンを決意。またもや腰まで埋まる深い雪道を引き返す。


8.避難小屋到着と同時にホワイトアウト。本当に真っ白だ!

中岳ふもとの避難小屋前に到着したのが5時。
日没まであと1時間。
それと同時に、あたりの強風がいっきに暴風に。雪が舞い上がり、辺り一面まっしろの嵐。
いわゆるホワイトアウトです。


ランチの場所まで駆け足で1時間。
そこまでもどれればあとは山荘までの1本路。ヘッドランプでも十分歩ける路。
久住別れまでの路は、視界ゼロでも歩ける自信はある。下り路だから、来た時の半分の時間で帰れる自信もある。でも、皆の体力は?


9. 決断

嵐の中を下るか、避難小屋にとどまるか。

案1:下山を強行
30分くらいは雪嵐の中をあるくことになるけど、久住別れから下れば谷間に下るので風はなくなる。
そこから1時間半かけて、ヘッドランプで山荘までの路を歩けるのか。

案2:ビバークして日の出を待つ
このままこの避難小屋でビバークして、日の出を待って下山するのか。
ただし、歩みを止めれば、とたんに体温は低下する。
今は雪道を登って来たばかりで暖かいけれど、今晩一夜はそうとうの寒さを覚悟しないといけない。

山初心者のU39氏いわく。
「みんなを安全に下山させてください」

わかりました。
ビバークしよう。

10.ビバーク決定。そして長い夜の始まり

6_201403071222579b1.jpg


「ただし今晩は、厳しい一夜になります。
すぐにぬれた洋服を着替えて、防寒着に着替えよう。
日没まで1時間。体温はすぐに低下するから今のうちに可能な限り厚着をしてください」

こうして、永遠のように長い12時間がはじまりました。

5_20140307122240a06.jpg

(つづく)




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テーマ : スタッフ日記
ジャンル : 日記

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No title

『なんだか面白そう』そんなにまにまだったとは!v-12

No title

長編やね。記事はいいね。登山は天候に要注意。

No title

なんか大作!
写真見る限りでは楽しそうに見えるんだけどね〜。
ひとつの小さなズレが大きなことになる!
教訓やね
とにかくご無事で何より。

すごい

長いね。仕事してんのかね。この長編でなんとデザイン部門で一位に躍進。全体で38位に。驚異的なアップにつながりました。文章量って優位性があるのかな〜。それにしてもおめでとう。

No title

マルコさん

のどもと過ぎれば何とやら。
今思えば雪山ビバークなんて、貴重な経験で楽しい思い出ですが、当時は本気度90%くらい緊迫していたもんです。吉田氏いわく「夜中、いっそ殺してくれ」と思う程寒かったそうですよ。

本田さん

仕事してるのかと思われるくらい長かったですね(笑)してますからね!
それにしても、ブログランキングでいつのまにか1位になっていたのには驚きです。
山ネタ?長編?ドキュメンタリー?映像?

何が原因でしょうかねえ。
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